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ひとりといっぴき時々かあちゃん

母直伝 "良いものを長く大切にする暮らし"

犬も人も同じ「老い」を受け入れることの大切さとは

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いーやーじゃーーーー!!!
この全力イヤイヤ、お散歩での恒例行事と化しています。
すんなり歩くことは稀で、散々イヤイヤしてから、突如スタスタ歩き出す、というのが最近のパターンです。

 

老いは誰にもやってくる、犬にも人間にも

今年に入って、お散歩中にはイヤイヤ、夜にはピーピー鳴く、そんな事が増えました。
和犬系に多いとされる認知症、とうとう始まったのか…と病院で相談することに。

先生は、歩きたがらない原因(足腰の異常など)と鳴く原因(どこかが痛いなど)が隠れていないか検査した上で、認知症の可能性も探ってくれました。

結果は、足腰はしっかりしているし、持病も小康状態、新たな病気もありませんとのこと。

では、やはり認知症ですか?との問いかけに「認知症のチェック項目には当てはまりませんでした、みかんさんは物事をちゃんと認識できていますよ」と答えが返ってきました。

病気でもなけれは認知症でもない、ホッと安心はしました。
でも、イヤイヤとピーピーの原因は??その不安に先生が納得する答えをくれました。

人間は歳を取ると頑固だった人が丸くなったり、穏やかだった人がキツくなったりしますよね?犬も同じですよ」

なるほど「老化」には体力的な老いだけでなく、精神的な老いもあります
犬だって人間と同じ、そんな簡単なことをわたしはすっかり忘れていました。

 

老犬にだって気分がある、相手に合わせられる人であれ

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「犬にも気分があります、体調が万全でない老犬はなおさら。動作がゆっくりになるのは当たり前ですから、イライラや焦りは犬にも伝わるので、気長に付き合って下さいね」

先生のその言葉に、胸をグサーっと刺されました。

確かに焦っていました。
日々ゆっくりになるみかんの歩調に、合わせられないでいたのはわたしだったのです。

なぜ鳴くのか、検索してみては不安を募らせるばかりで、みかんに「どうしたの?大丈夫だよ」の一言をかけてあげられませんでした。

母の看病をした時のことを振り返れば、ゆっくりしか動けない、ゆっくりしか話せないことに対し、何も疑問を抱かずそれに合わせていました。

病気や老化で何かの機能が不自由になるのは、犬も人間も同じ。
不自由じゃない側が、合わせればいいだけなのです。

 

老いを受け入れたら、見えないものが見えてくる

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先生の言葉に胸を刺されて以来、気長に観察しつつ声掛けをするようになりました。

イヤイヤしてももう少し歩こうよ〜よいしょよいしょ!エライね〜」
ピーピー言っても「大丈夫大丈夫、ここにいるよ、よしよし」

頑固ばあさんは、一通りイヤイヤするとスタスタ歩くことがわかりました。
エンジンがかかるまで、根気よく待てばよかったのです。
ピーピー鳴く回数は、不思議なほど激減しました。
ナデナデしながら声を掛けると、落ち着いてあっけらかんとしています。

老いを受け入れて、ほんの少し気持ちの持ちようを変えただけで解決することもある。
目先の状況だけで焦ったりイライラして、わたしは何も見えていなかったと反省しました。

 

これから先、みかんはどんどん老いていきます。

オムツが必要になったり、認知症になってクルクル回り続ける日も近いかもしれません。
でも、わたしができることは、母の時と同じ。
どんなに老いても病気になっても、目をそらさず、穏やかな気持ちで接することです。

イヤイヤ中、犬好きなおじさまやおばさまに、お声掛け頂くこともしばしば。
皆さん、みかんの年齢を聞くと「頑張ってるね〜エライね〜」と褒めて下さるのですが、それがとっても励みになります。本当にありがたいです。
さて、今日も頑固ばあさんのお散歩にお供して参ります!

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